Vascular Facilitation Process®︎
VFP®︎(Vascular Facilitation Process®)とは、主に血液をはじめ、リンパ液や脳脊髄液の流れを促進することで、身体の感覚がうすく動きが抑制されている部位に、忘れていた感覚と動きのパターンを呼び覚まし、体液循環と身体機能を向上させてゆく根源的なボディワークです。
身体の【感覚があまりない】部位は【動かすことが難しい】わけですが、感じられないから動かしづらい、そして動かしづらいため血流が滞ってしまい感覚が薄くなる、というループが生じます。
VFP®︎ではそのような身体の【記憶喪失】が起きている部位の脈管を柔和なタッチで触れ、クライアントに動いてもらいつつ、骨や関節の位置を整えながら血液の流れを促していきます。
血液が全身に正常に供給されることで、失われていた感覚と動きを取り戻すことができます。さらに全身を巡る血液の循環が良くなり老廃物が除去され、身体にもともと備わっていた生命力や治癒力や免疫力が回復していきます。
日常の動作から、あらゆるパフォーマンスに至るまで、感覚と動きのレベルが連動して変化するのを体感できるでしょう。
これは、神経系を通して感覚野と運動野の脳地図の書き換えがなされた、身体への再教育の結果です。身体に様々な動きの新たなパターンをインプットそしてアウトプットすることを続けていくことで、身体の使い方が自分自身でよりコントロールできるようになったり、より重力と調和した力みの少ない動きに変わっていきます。
私自身がまずVFP®︎の施術を受けたきっかけは、末期と診断された変形性股関節症によって、歩くことや当たり前に行っていた日常的な動作がだんだんと困難になり、痛みで活動が制限されていくのを何とか緩和したかったからでした。もちろん股関節のみならず、膝・腰・肩・腕・首など、負荷がかかりすぎたり損傷してしまった部位の血流が良くなることで、修復が促されます。血管や神経は全身を巡っていますので身体全体が整います。
継続的に受けていただくことで、脳地図の書き換えによる意識変容が起こり、これまでの根深い身体と思考のパターンがシフトし、心身共により自然体で生きやすくなったというお声をいただいています。
StudioTipiでは、ロルフィング®︎の手技も用いて膜組織を柔軟にしつつ、脈管系にアプローチしていきます。サインを送ってくれているご自身の身体の声に耳をすまし対話することで、ひとりひとりが自分自身との関係性を深めていくプロセスを大切にしています。
*さらに詳しくは…VFP®︎の創始者、荒和尚氏のサイトをご覧ください。→https://vascular-facilitation-process.com/